小さな研究室

子供と楽しめる自由研究や本の紹介

琥珀と樹脂の不思議【前編】

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琥珀と言えば、数千年前の樹脂が化石化したもので、ベッコウ色が美しい装飾品としても知られていますが、最近その原石を息子(5歳)にプレゼントしたところ、大変喜んで愛でていました。


琥珀は化「石」と言っても、鉱物ではないため比較的削り易く
DIY用のサンドペーパー(400番から2000番まで順番に使う)
・仕上げに汚れ落とし用のコンパウンド
で30分ほど磨けば写真の様にピカピカになります。



ところで、実は写真中の二つのうち片方は偽物琥珀ですが、お分かりになるでしょうか。














【正解】

左:バルト海産の本物の琥珀

右:公園で拾った樹脂(を磨いたもの)


公園で普通に拾える樹脂を琥珀と同じ様に磨いただけで、これ程美しくなるとは全く想像できず、いざ仕上がった時は家族一同大興奮でした。

息子に書いてもらった下図を見ていただければ分かる様に、拾ったばかりの樹脂はグチャグチャであったり、質感も炭の様なものまであるのですが、サンドペーパーで形を整えるとマットな質感の丸い塊になり、最後にコンパウンドで磨き上げると琥珀と見間違える程の光沢と色合いとなります。
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後編では、樹脂磨きに至った経緯と、樹脂が良く取れる場所・磨き方についてまとめます。


ちなみに、今回使用した原石とコンパウンドは以下の二つです。この機に樹脂探しに出掛けてみてはいかがでしょうか。